月刊誌リジョイス 聖書日課 2021年4月 9日(金)

ヨハネ21章1-14節 イエスが主であると知る

  

イエスが、「子たちよ、何か食べる物があるか」と言われると、彼らは、「ありません」と答えた。イエスは言われた。「舟の右側に網を打ちなさい。そうすればとれるはずだ。」そこで、網を打ってみると、魚があまり多くて、もはや網を引き上げることができなかった。(ヨハネ21:5-6)

 復活された主イエスは、繰り返し何度もご自身を弟子たちに現わされました。弟子たちがエルサレムからガリラヤへと移動したときもご自身を現してくださいました。

 このとき、弟子たちはガリラヤ湖で漁をしていました。その日の夜は何もとれませんでしたが、夜明けに主イエスが岸辺に立ち、「舟の右側に網を打ちなさい」と指示されます。すると驚くことに、大きな魚が153匹もとれたのです。夜通し働いてもとれなかった魚が、主イエスの一声で大漁となりました。

 これと同じようなことが以前にもありました。そうです。ペトロたちが初めて主イエスの弟子に召されたときも魚が大漁となり、人間をとる漁師として弟子にされました。十字架の後、主イエスを失った悲しみと不安でいっぱいだった弟子たちの前に、主イエスは何度も現れ、最初に弟子としたときと同じ奇跡をもう一度見せて、主イエスと共に生きるところに希望と喜びがあると思い起こさせてくださいました。

 私たちがこの主イエスに支えられると知るとき、何度でも立ち上がりながら前に進んでいけるのです。

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