月刊誌リジョイス 聖書日課 2021年6月 8日(火)

ヨブ36-37章 全能の神に信頼し憐れみを待ち望もう

  

全能者を見いだすことはわたしたちにはできない。
神は優れた力をもって治めておられる。
憐れみ深い人を苦しめることはなさらない。
それゆえ、人は神を畏れ敬う。
人の知恵はすべて顧みるに値しない。(ヨブ37:23-24)

 逆境に苦しむヨブを慰めようとしてできなかった三人の友人に代わり、エリフは、神にこそ望みを置き、神の憐れみ深い応答を待望するようにヨブを導き、そして神との出会いに備えさせました。エリフの登場はここまでで、この後、神がヨブに直接出会ってくださいます(38章以下)。

 神は天地の創造者であり、絶対的、超越的なお方ですから、どんな人間も神をその存在の全体において知ることは不可能です。神のほうから出会い、ご自身を知らせてくださってこそ、知ることができるお方です。そして、神は正に全知全能のお方ですから、ヨブが(私たちが)自分の本当の必要を知っているつもりで実は知らないでいる時でも、それをすべてご存じなのです。

 また、ご自身憐れみ深いお方ですから、他者に憐れみ深い人を苦しむままにはなさいません。今苦しんでいても、必ずそれを克服させてくださり、主の憐れみ深さを体験させ確信させてくださいます。私たちは神からの出会いと私たちの問題への回答を希望の内に確かに待つことができるのです。

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