月刊誌リジョイス 聖書日課 2021年7月 6日(火)

列王上14章 神こそが国を建て、引き抜かれるお方

  

「あなたは立って家に帰るがよい。あなたが足を町に踏み入れるとき、あなたの子は死ぬ。イスラエルのすべての人々はこの子を弔い、葬るだろう。まことにヤロブアムに属する者で墓に入るのは、この子一人であろう。」(列王上14:12-13)

 一国の王であっても、跡取り息子の重い病に向き合って慌てない親はいないでしょう。その親とは北イスラエル王国のヤロブアム王その人でした。早速、彼は、妻に変装させて神のみ告げを聞きに行くように命じます。

 先にヤロブアムを用いて北イスラエル王国の興隆を預言した預言者アヒヤを通して、主は王子の死を妻に告げ知らせられました。

 この厳しい神の宣告は、ヤロブアム王自身の、神と神の御言葉に対する数々の背きの罪ゆえです。まさに主なる神こそが王国を建て、また王国を引き抜かれる主権をお持ちの方なのです。ヤロブアム王は、自分の勝手に自由に振る舞えると思い上がっていたのですが、神の御心はそうではありませんでした。

 私たちの人生にも悲しいこと、喜ばしいことさまざまありますが、そこに神の主権を認め、畏れをもって受け入れることが大切です。神の恵みには感謝と賛美をもって、試練には忍耐と悔い改めをもって臨むことができれば幸いです。あなたも主の御前に謙遜と従順をもって歩むことを第一にされませんでしょうか。

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