月刊誌リジョイス 聖書日課 2021年7月17日(土)

詩編84編 神と共に生きる幸い

  

あなたの庭で過ごす1日は千日にまさる恵みです。
主に逆らう者の天幕で長らえるよりは
わたしの神の家の門口に立っているのを選びます。(詩編84:11)

 きょうの詩編の出だしは、こんな言葉で始まります。「万軍の主よ、あなたのいますところは、どれほど愛されていることでしょう」。では、まことの神がいますところとはどこでしょう。続く言葉の中に「主の庭」「祭壇」「シオン」「神の家」と出てきますから、エルサレムの神殿がその場所であるように思われます。

 確かに幕屋も神殿も、神がその民と共に住んでくださる証として建てられました(出25章8節、王上6章11節以下)。けれども、地上の建物が神を容れることなどできないことは、神殿を建てたソロモン王自身も知っていました(王上8章27節)。

 神のいますところ、それはどこにいても、そこで神に依り頼むなら、そこが神のいます場所です。この詩編はこう結ばれます。「万軍の主よ、あなたに依り頼む人は、いかに幸いなことでしょう」。その言葉の通り、神に依り頼む人は、神が共にいてくださる幸いを味わうことができます。このことこそ、この詩編の作者が今感じている喜びです。きょう、あなたがいるその場所で、神を身近に感じることができますように。

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