月刊誌リジョイス 聖書日課 2021年9月19日(日)

マルコ8章27-38節 主イエスの御あとに従う弟子の道

  

それから、群衆を弟子たちと共に呼び寄せて言われた。「わたしの後に従いたい者は、自分を捨て、自分の十字架を背負って、わたしに従いなさい。」(マルコ8:34)

 フィリポ・カイサリア地方はヘルモン山麓、ヨルダン川の水源に近い場所です。偶像礼拝と皇帝礼拝が盛んな地です。

 そこで主イエスは弟子たちに「人々はわたしのことを何者だと言っているか」と問われます。ペトロが弟子たちを代表して、「あなたはメシアです」と答えました。すると主イエスは、弟子たちに御自分のことをだれにも言わないように厳しく命令され、御自身の受難と死を予告なさいました。

 ペトロは、主イエスを諫めました。彼は、主イエスが受難と死を通して復活に至る道を歩もうとされているのを拒否したのです。主イエスはペトロに向かって言われました。「サタン、引き下がれ。神のことを思わず、人のことを思っている」。サタンは神の敵対者です。主イエスが御自身の受難と死と復活を通して罪人である私たちに命の道を開こうとされるのを妨害する者です。

 主イエスは、ペトロを叱責し、真の弟子の道を示されます。「わたしの後に従いたい者は、自分を捨て、自分の十字架を背負って、わたしに従いなさい」と。命の道は受難の主イエスに従うことです。

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