月刊誌リジョイス 聖書日課 2021年9月20日(月)

詩編117編 主を賛美せよ、ハレルヤ

  

すべての国よ、主を賛美せよ。
すべての民よ、主をほめたたえよ。
主の慈しみとまことはとこしえに
わたしたちを超えて力強い。
ハレルヤ。(詩編117:1-2)

 117編はとても短い詩編ですが、その広がりは世界大です。「神の慈しみとまこと」はユダヤ民族に留まらず、すべての国、すべての民に及ぶと歌われています。

 しかし、考えてみれば、神の祝福の約束は初めから世界大でした。神は信仰の父アブラハムに「地上の氏族はすべてあなたによって祝福に入る」と約束しておられます(創12章3節)。

 その約束は、長い歴史の中で少しずつ形になりました。人間の側の不信仰にもかかわらず、神は着々とご自身の救いの御業を進められ、ついにイエス・キリストを通して、それが明らかになりました。「主の慈しみとまこと」が実現したのです。ヨハネ福音書には「恵みと真理はイエス・キリストを通して現れた」とあります(4章17節)。

 しかし、今はまだ、すべての国、すべての民が主を賛美するまでには至っていません。完成に向かう途上にあります。けれども、神の御業はこの先も、私たちの思いを超えてさらに力強く、広がっていくのです。また、この神の業に私たちの労苦が用いられることも覚えて、私たちも共に励みたいと思います。

Copyright (C) 2021 RCJ Media Ministry All Rights Reserved.