月刊誌リジョイス 聖書日課 2021年9月26日(日)

マルコ9章30-37節 すべての人に仕え、受け入れる者

  

イエスが座り、12人を呼び寄せて言われた。「いちばん先になりたい者は、すべての人の後になり、すべての人に仕える者になりなさい。」(マルコ9:35)

 マルコによる福音書は、主イエスの受難予告を理解できなかった十二弟子たちの一つの事件を記しています。彼らの地位争いです。

 カファルナウムの町のある家に入られると、主イエスは十二弟子たちに尋ねられました。「あなたがたは途中で何を話し合っていたのですか」。彼らは答えられませんでした。だれが彼らの中でいちばん偉い者であるかを争っていたからです。

 そこで主イエスは、彼らに先を争うことを止めて、すべての人に仕える者となりなさいと教えられました。そして主イエスは一人の幼子を彼らの真ん中に立たせて、抱き上げ、言われました。この幼子を主イエスのゆえに受け入れる者は、主イエスと遣わされた父なる神を受け入れると。

 主イエスが十字架によって贖われた教会にいちばん偉い者はいません。すべての主イエスの弟子たちは、自分よりも他人を優先して、人に仕える者たちです。そして、主イエスは言われます。その者たちは子供のように小さくて無力な者を受け入れると。受難の主イエスと彼を遣わされた父なる神が私たちを受け入れられたように。

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