月刊誌リジョイス 聖書日課 2022年1月 1日(土)

詩編98編 主より与えられる新しさ

  

新しい歌を主に向かって歌え。
主は驚くべき御業を成し遂げられた。(詩編98:1)

 「新しい歌」、心躍らされる響きですが、どのような歌なのでしょうか。その後に、「成し遂げられた」、「果たされた」、「留められた」と、過去形で語られています。そしてその主語は「主は」で、それに続くもう一つの過去形である「見た」のは「すべての人」です。しかも、その見たものは、「わたしたちの神の救いの御業」です。

 つまり、新しい歌を歌えとは、新しい讃美歌の作成ということではありません。時間的には過去に成し遂げられた、主の救いの驚くべき御業に目を留めることから出てくるものです。それが新しい賛美です。そして、これがあるからこそ、「全地よ」と叫び、そのほめ歌は主を迎えて喜び、「主は来られる」と、さらに目を高く上げていこうと促されます。

 こうして、新しい歌は、私たちが御言葉によって魂に命を得て、新しくされたものとなっていきます。これはまさに礼拝においてささげられる賛美の歌声です。

 私たちは週毎にこの新しい歌をささげる者とされるために、御前に呼び集められています。きょうから始まった新しい年が、ますます主によって驚くべき救いの御業が示され、賛美をささげる一年となりますよう期待してまいりましょう。

 【祈り】 主よ、新しい年もあなたから与えられた御言葉によって御名をたたえていく一年でありますように。

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