月刊誌リジョイス 聖書日課 2022年1月18日(火)

マタイ2章1-12節 占星術の学者たちの礼拝

  

「わたしたちは東方でその方の星を見たので、拝みに来たのです。」(マタイ2:2)

 きょうの箇所には、東の国の占星術の学者たちが、星に導かれて、幼子の主イエスを礼拝したという物語が記されています。彼らは、最初からまことの神を礼拝する信仰をもって旅に出かけたわけではありません。最初、彼らは、星占いによって旅立つことを決心したのです。神は、星占いの道が間違っていることをよくご存じでした。しかも、彼らが外国人で、他の宗教を信じている異教徒であることもよくご存じでした。その上で神は、彼らを少しずつ整え、ついに幼子主イエスの前にひれ伏すときには、まことの神を礼拝する者へと造り変えてくださったのです。

 罪を犯したアダムが神によって追放されたのが東方でしたから(創3章24節参照)、東方とは罪の暗闇を暗示するのかもしれません。ここでは、その東方からやって来た占星術の学者たちが救われたのです。これは、イエス・キリストがどのようなお方であり、何のためにこの世においでになったのかを見事に言い表した物語ではないかと思います。

 今、さまざまな問題を抱え、不安や孤独を覚えながら、暗闇の中でうずくまっておられる方々、そういうあなたの暗闇を照らし、あなたを救うために、イエス・キリストはこの世にお生まれになったのです。

 【祈り】 占星術の学者たちを導かれた神よ、暗闇の中でさまよう私たちに、明けの明星を仰がせてください。

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