月刊誌リジョイス 聖書日課 2022年6月16日(木)

列王下18章 神の御力を信じて沈黙した民

  

しかし民は、答えてはならないと王に戒められていたので、押し黙ってひと言も答えなかった。(列王下18:36)

 ユダの王ヒゼキヤは、25歳で王となり29年間王位にありました。彼はダビデのように主の目に適うことを行いました。偶像を打ち壊し、モーセの造った青銅の蛇さえも偶像化しているとして打ち壊し、イスラエルの神、主に依り頼みました。

 アッシリアの王センナケリブはユダの砦の町を占領した後、ラブ・シャケを大軍と共にエルサレムに送ってこう言わせました。「お前たちは『我々の神、主に依り頼む』と言っているが、アッシリアの王とかけをせよ」。さらに彼は、諸国の神々は自分の地をアッシリア王の手から救い出すことができたか、と挑発します。この言葉は、「神は勝利する側にいる」という神信仰に基づいています。

 これに対して民はヒゼキヤ王に命じられたとおり、沈黙を守りました。それはただ黙して何もしないのではありません。かつて主がイスラエルに代わってエジプトと戦ってくださったように、主がご自分の民を苦しめるものと戦ってくださるからです。

 私たちは、信仰の目をもって、主の御業を静かに見つめることが求められます。私たちにとって最大の敵は罪と死の力ですが、イエスが私たちに代わって戦ってくださり、勝利されました。そこに目を向けるとき、おのずと感謝と喜びがあふれます。

 【祈り】 私たちに代わって戦い、勝利してくださる主の御業を覚えて感謝します。

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