月刊誌リジョイス 聖書日課 2022年6月19日(日)

詩編86編 神を畏れ敬う一筋の心を求めよう

  

主よ、あなたの道をお教えください。
わたしはあなたのまことの中を歩みます。
御名を畏れ敬うことができるように
一筋の心をわたしにお与えください(詩編86:11)

 詩人は命を狙われています(14節)。誰でも、必死に助けを求めるはずです。ところが、彼は単に窮状を訴えるだけではありません。

 まず、「わたしは貧しく、身を屈めています」と、主の前に謙遜な者とされた恵みを告げます。だからこそ「あなたの慈しみに生きる者」「あなたに依り頼む者」「絶えることなく神を呼ぶ者」とされたのです。こうして「慕い求めるのはただ神のみ」と究極の思いを告白します。すでに勝利は明らかです。

 その秘訣は、詩人が困難な人生のただ中で神によく知られ、神をよく知っているからです。「あなたは恵み深く、お赦しになる方。あなたを呼ぶ者に、豊かな慈しみをお与えになります」。「ただあなたひとり、神」「あなたは必ずわたしを助け、力づけてくださる」と。生きた真の神知識の圧倒的力が示されます。

 詩人と共にこの詩をもって神に向かいましょう。「一筋の心」、まっすぐな心を求め続けましょう。私たちもまた詩人のような神を畏れ敬う霊性へ必ず引き上げられます。

 【祈り】 主なる唯一の神よ。あなたは常に私のために御心を集中し、恵みと憐れみとをもって顧みてくださいます。わたしもまた一筋の心をもってあなたをあがめます。今朝、その心を一つに集めて礼拝を献げさせてください。善き証しを立てて、御国の支配を地に映し出させてください。

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