月刊誌リジョイス 聖書日課 2022年6月24日(金)

ルカ9-10章 主によってすべての事に不足なし

  

すべての人が食べて満腹した。そして、残ったパンの屑を集めると、12籠もあった。(ルカ9:17)

 私たちは何かにつけて、足りない、不足していると思いがちです。しかし、主にあって、私たちには不足なし。主イエス・キリストに依り頼む限り、私たちには不足なしと言われています。

 弟子たちが、パンの配分に直面しています。男が5千人ですから、実際には1万人を優に超える人びとの中に弟子たちは入っていき、彼らは自分の手でパンを配ったのです。弟子たちは、実際に自分の手でこの奇跡を体験し、この豊かさを経験しました。自分の手の中で、どれだけ取って配っても、主イエスから受けたパンはなくならない。それどころか、しまいには足りないのではなくて、残ったパン屑を集めると12の籠にもなった。ですから、ここに居た数え切れない人びとを満ち足らせたパンは、さらに豊かに増え広がって、そこに居ないさらに多くの人の不足にまでも及ぶのです。

 聖書の時代から始まった教会は、神を信じて生きることの中で、この奇跡を体験し続け、この恵みの体験の中を教会は生きてきました。そして、これからの私たちの教会も、今朝の御言葉によって建て上げられ、支えられながら、歴代の教会に続く歩みを、不足を満たしてくださる神と共に豊かに歩んでいくのです。

 【祈り】 私たちが、今も進行中のこの奇跡をきょうも体験し、その証人となることができますように。

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