月刊誌リジョイス 聖書日課 2022年7月 1日(金)

ルカ21-22章 信仰の告白、賛美としての献金

  

「あの金持ちたちは皆、有り余る中から献金したが、この人は、乏しい中から持っている生活費を全部入れたからである。」(ルカ21:4)

 一人のやもめがレプトン銅貨2枚をささげた行為と、それをささげたやもめの心は、誰にも見えず、分かりません。しかし、それを受け取ってくださる神の目には、よく見えていました。神は、私たちのたった1回の献金さえもお忘れにならずに、永遠に覚えていてくださいます。

 やもめは、財布を逆さにして、生活費すべてを献金箱(賽銭箱)に入れたのですが、彼女はやけになって、生活に対しても投げやりになって、生きることを放棄したのではありません。

 どんな顔で、彼女は献金をしていたのでしょうか。彼女には、苦労の多い自分の人生を恨む気持ちは無かったのではないかと思います。

 その彼女にとっての2レプトンの献金は、「わたしを生かし支えているのは、お金ではなく、主なる神です」という、信仰の告白であり、神への強い賛美でした。

 献金とは、財布を通しての信仰の告白であり、生活を通しての神賛美です。そして、献金の時は、私たちの心が、ささげることによってさらに満たされる時間です。

 そして、このやもめの献金を見ていてくださった主イエスは、その信仰と献身に、十字架を通して、自らの命で返してくださるのです。

 【祈り】 わたしのお金や時間や体力、信仰や祈りを、神にささげることが許されていますことを感謝します。

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