月刊誌リジョイス 聖書日課 2022年12月31日(土)

黙示録21-22章 新しい天と地夫のために着飾った花嫁

  

神は自ら人と共にいて、その神となり、彼らの目の涙をことごとくぬぐい取ってくださる。もはや死はなく、もはや悲しみも嘆きも労苦もない。(黙示録21:3-4)

 ヨハネの黙示録は、新しい天と地という最後の幻をもって終わります。天使はヨハネに、夫のために着飾った花嫁を見せます。それは神と契約の民が永遠に結ばれることを表しています。「神は自ら人と共にいて、その神となり、彼らの目の涙をことごとくぬぐい取ってくださる。もはや死はなく、もはや悲しみも嘆きも労苦もない」。このような美しい言葉をもって、小羊であるキリストと、その花嫁である教会との永遠の婚宴が描かれます。神と選ばれた民との永遠の交わりは、この上なく親密なものであり、神は彼らと共に一つの幕屋に住まわれます。

 そして、特筆すべきは、この新しい天と地の都の中に神殿がないことです。この都の住民は、もはや神と交わるために神殿に出かけて行く必要はありません。なぜなら、神の臨在は、今や新しい世界の隅々にまで満ち満ちているからです。

 「わたしはその者の神になり、その者はわたしの子となる」(21章7節)。聖書の初めから終わりまでを一本の糸のように貫いているこの約束は、完全な形においては、来るべき世において成就されますが、今の世においても既に実現されています。今を生きる私たちも、その神との親密な交わりにあずかれるのです。

 【祈り】 主よ、今年流した涙もあなたによってぬぐわれています。望みをもって新しい年を迎えさせてください。

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