月刊誌リジョイス 聖書日課 2023年5月20日(土)

詩編12編 私はひたすら神の言葉に依り頼みます

  

主は言われます。
「虐げに苦しむ者と
呻いている貧しい者のために
今、わたしは立ち上がり
彼らがあえぎ望む救いを与えよう。」(詩編12:6)

 詩人は深い苦しみの中にあります。親しい信仰の友は消え、もはや友とは呼べない人が苦しめてきます。神を認めない者らは尊大に振る舞い、それでも平気です。神への畏れはなく、自分こそが主人だからです。

 神への畏れが無いために、世界には悪がはびこっています。本来、神をほめたたえるために与えられた唇からも、聞こえてくるのは偽りばかり。尊大な者の言葉は人を生かすことなく、死に至らしめます。

 このような有り様を神が見過ごしにされるはずがありません。神の言葉は真実です。神は、人とは異なり、御自分を偽ることができません。二枚舌を使うこともされません。神が語られたとおりのことが成ります。私たちは苦難においても、神の真実の言葉に依り頼むだけです。そこにはまことに憩いがあります。

 逆らう者は、なおその悪しき行いを改めようとはしません。それでも私たちは神のもとに留まり続けなければなりません。私たちは神の言葉の真実によって救いを得るからです。

 御言葉に対して「アーメン」と唱えましょう。神は、私たちのために天より助けを与えてくださいます。神があなたのために立ち上がってくださいます。神の助けはすぐそこまで来ています。

 【祈り】 神よ、あなたを求める人に助けをお与えください。神に望みを置く人を御心に留めてください。アーメン

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