月刊誌リジョイス 聖書日課 2024年12月14日(土)

ナホム2章 見よわたしは立ち向かう

  

破壊と荒廃と滅亡が臨み
心は挫け、膝は震え
すべての人の腰はわななき
すべての人の顔はおののきを示した。(ナホム2:11)

 誇り高い獅子として恐れられていたアッシリアのニネベに、バビロンが襲いかかってきます。アッシリア軍は「砦を守り、道を見張れ。腰の帯を締め、力を尽くせ」と自らを鼓舞しますが(2節)、いくらあがいても無駄に終わるでしょう。

 9、10節では、ニネベの民と軍勢が「豊かな池の水」に譬えられています。その都には、池に集まる水のように、多くの民と軍勢が集まって来ました。しかし、バビロンが襲ってきた日、城壁は破られ、水が流れ出すように人びとは逃げてしまい、「止まれ、止まれ」と命じてもバビロン軍に対抗するために振り返る人は誰一人いません。このとき、アッシリアの人びとが感じたおののきと恐怖が、11節に書かれています。いったい誰が、世界帝国アッシリアが滅亡する日を予想できたでしょうか。

 14節の「見よ、わたしはお前に立ち向かう」という言葉は、バビロンがアッシリアに立ち向かっているのではなく、実は、主ご自身がアッシリアに立ち向かっていることを示しています。このように主に敵対する者に対する審判は、ある日、盗人のように、突然やって来ます。ニネベの陥落は、アッシリアに対する審判であると同時に、主がイスラエルの誇りを回復される出来事でもあったのです。

 【祈り】 その日は、あなたを信じ、あなたに依り頼む者たちにとって、回復の日であることを感謝します。

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