月刊誌リジョイス 聖書日課 2025年1月11日(土)

詩編67編 御救いをすべての民が知るために

  

あなたの道をこの地が知り
御救いをすべての民が知るために。(詩編67:3)

 この詩編には、際立っていることが二つあります。神の祝福とその範囲です。神がイスラエルを救い、祝福してくださったことを賛美するだけでなく、他の国々の人びとに対する憐れみ深い配慮があります。

 自分たちの神についての福音を地上のすべての住民に伝えることは、神の民の務めです。神の民は、他の国々への祝福となるように祝福されているのです(創12章1〜3節)。4節と6節のリフレインでも同じことを語っています。「神よ、すべての民があなたに感謝をささげますように」とまず宣言し、それを裏付けるかのように、次の行でもその言葉を繰り返し、さらに拡大します。「すべての民が、こぞってあなたに感謝をささげますように」。神の憐れみには、神の民イスラエルやキリスト教会を超えた広がりが確かにあるのです。

 この67編の「地の果てに至るまですべてのものが神を畏れ敬いますように」という結びの言葉は、「すべての民をわたしの弟子にしなさい」(マタ28章18〜20節)と命じる主イエスの言葉とリンクしています。神の救いの恵みと祝福は、本当にすべての人のためのものです。私たちは、普段は越えることを恐れている境界線を越えて、神の祝福を分かち合うよう召されています。

 【祈り】 すべての国と民族の主よ、あなたがすべての人に束縛のない祝福を与えてくださることを感謝します。

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