ウエストミンスター小教理問答の学び 第94問

第94問 洗礼とは

問: 洗礼とは、何ですか。

答: 洗礼とは、ひとつの礼典です。そのとき、父と子と聖霊の御名によって水で洗うことが、私たちがキリストにつぎ木され、恵みの契約の祝福を分け与えられ、主のものとなると約束することを、表わし証印するのです。


 救いに必要な信仰と悔い改めのために、神は礼典(洗礼と聖餐)を備えられました(問85,88)。問94〜95は洗礼についてです。

洗礼の意味

(1) 洗礼は、キリストに結ばれ(つぎ木され)、神の民(主のもの)になる契約の儀式です。契約の当事者は神と受洗者です。
A. 受洗者は信仰を告白し、主の僕となること(主のものになること)を誓います。

B. 他方、神様は、受洗者を主の民とし(主のものとし)、主に結び合わせて救いの祝福(恵みの契約の祝福)を与えて下さることを誓い、その場で与えて下さるのです。
(2) 洗礼式は結婚式(愛を契る契約の儀式)に似ています。神様に愛と信頼を誓う(信仰告白)と同時に、神様から愛の誓いを頂いて、愛と信頼を深め、契約関係に入るのです。

洗礼の方法

(1) 父と子と聖霊の名によること
 この契約の儀式の主導者が、三位一体の神様であることを示しています。洗礼は神の恵みです。
(2) 水で洗うこと
A. 洗礼は「洗い」と呼ばれます(テトス3:5)。直接的には罪からのきよめの象徴です。

B. しかし、洗礼は罪からきよめることだけを表わし証印するのではなく、契約の礼典です。水で洗うのは、その人の罪がきよめられ、「主のもの」とされる(契約に入る)のにふさわしくされたことを表わすためです。

C. ですから、聖書は、受洗者に起きたことを、罪からのきよめに限らず、キリストとの結合を示す言葉で表わしています。「キリストと共に葬られた」「キリストと共に十字架につけられた」「キリストを着た」(ローマ6:4,6,ガラテヤ3:27)などです。これらは洗礼の方法についての言葉ではなく、洗礼の本質についての言葉です。水の洗いで葬り、十字架、着衣を表わすのではありません。
Copyright (C) 2009 RCJ Media Ministry All Rights Reserved.