あさのことば 2023年9月26日(火)放送    あさのことば宛のメールはこちらのフォームから送信ください

中山仰(花見川キリスト教会牧師)

中山仰(花見川キリスト教会牧師)

メッセージ: 神の栄光の賛美



 おはようございます。花見川キリスト教会牧師の中山仰です。
 中世あたりのオーケストラでは、トランペット演奏者には、他の楽器の演奏者より高額な報酬が払われていたそうです。その金額の是非は別にして、それほどまでにトランペットが大切にされたのは、神に栄光を現すということが、どれほど大きな喜びをもって迎え入れられていたかを物語っています。

 実際、イエス・キリストの復活の場面で、「最後のラッパが鳴ると…死者は復活して朽ちない者とされ、わたしたちは変えられます。」(1コリント15:52)とあります。また、ヨハネの黙示録10章7節にも、「第7の天使がラッパを吹くとき、神の秘められた計画が成就する。」とあります。ここでは、救いの完成の合図として、ラッパが鳴り響いています。

 別の楽器では、パイプオルガンが参考になります。パイプオルガンは、ご存知の方も多いと思いますが、パイプ1本につき1音しか出せません。同じ音程でも、太い管と細い管があって音色が変わります。この楽器は、人間の声を参考にして造られたと聞いています。いろいろな音色が重なり合って、すばらしい演奏がなされます。ベースの迫力は、パイプオルガンに欠かせません。ただしそれでも、やはり一番小さくても高い音を奏でる管が、全体をリードしていくようです。

 まるで、復活したイエス・キリストが、信じるすべてのものの長子としてリードすることと重なります。このラッパが鳴り響くとき、主イエスはもう一度来られます。その時、すべての人々は裁かれる、と聖書は記します。この時のラッパの音を恐れず、喜びをもって迎え入れられるなら何と幸いでしょうか。

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