三川共基（松戸小金原教会牧師）

メッセージ： 賛美歌と、ちょっぴりの感動を

　おはようございます。松戸小金原教会の三川共基です。
　今日は、心躍る賛美歌から一日を始めることができましたか？祈ることに難しさを感じるときには、賛美歌を口ずさむところから始めてみるのもいいですよね。

　そうして、気に入った賛美歌を何度も口ずさむところからも、聖書の神への祈りを広げることができます。ただ、素晴らしい賛美歌と出会い、そこで紡がれる言葉を自分の祈りにしたいけれども、何度聞いたり歌ったりしても、理解を深められずにいることもあるかもしれません。

　そういうときは、分からないことをいつまでも責めることなく、少しでも理解したところを楽しんでもよいのではないでしょうか。そもそも、この世界を造られた神のすべてを理解することは、人間には不可能です。しかし、たとえそのわずかな部分を知るだけでも、私たちはとてつもない感動に包まれます。

　コンサートで素晴らしい演奏を聞いたとき、思わず手を打ち鳴らして立ち上がることがあります。楽器の演奏ができなくとも、練習の苦しさを分からなくとも、楽曲の知識が無くとも、あの熱気に包まれるとき、感動して、私たちの心は踊るのです。そして、そこからもっと知りたい、もっと聞きたいと、心が走り出します。

　同じように、ほんのわずかな感動からも、聖書の神への理解が深まり、それが賛美や祈りに成っていきます。今日、あなたがそういう体験をできることを願っています。