キリストへの時間 2023年12月24日(日)放送  キリストへの時間宛のメールはこちらのフォームから送信ください

申成日(広島教会牧師)

申成日(広島教会牧師)

メッセージ: イエスの誕生を待つ人々〜イザヤ

【高知放送】
     

【南海放送】
     

 おはようございます。広島教会で牧師をしております、申ともうします。
 今日はクリスマス・イブの日ですが、各教会ではクリスマス礼拝が持たれると思います。イエス・キリストの誕生を思いながら、クリスマス礼拝に出席されてはいかがでしょうか。

 さて、今日も、聖書の中でイエス・キリストの誕生を待ち望んだ聖書の人物を見てみたと思います。今日は、イエス・キリストが生まれる前に旧約聖書に出てくる人物「イザヤ」について見てみたいと思います。イザヤは、預言者でした。「預言者」というのは、未来を予測する「占い師」とか「予言者」とは違って、神の言葉を預かって、それを神の民に伝える人です。だからこそ「預言者」という時の「預」という字は、「あらかじめ」という「予」ではなく、「あずかる」「預」という字を使って「預言者」です。

 イザヤは、紀元前756年頃生まれた人です。当時イスラエルは、南北で国が分かれて、北はイスラエル、南はユダという名前を持っていました。イザヤは、とても大胆で正直な人でした。彼は、必要な時は大胆に語り続けますが、また時には、愛と柔和な人でもありました。彼は、神の言葉にいつも耳を傾ける人でした。

 イザヤが書いたと言われる旧約聖書のイザヤ書には、イエス・キリストについての預言が多く記されています。全部で約20か所ほどありますが、その中で次のような言葉があります。「ひとりのみどりごがわたしたちのために生まれた。ひとりの男の子がわたしたちに与えられた。権威が彼の肩にある。その名は、『驚くべき指導者、力ある神 永遠の父、平和の君』と唱えられる。ダビデの王座とその王国に権威は増し 平和は絶えることがない。王国は正義と恵みの業によって 今もそしてとこしえに、立てられ支えられる。万軍の主の熱意がこれを成し遂げる。」(イザヤ9:5-6)

 神は、イザヤを通して、確実にイエス・キリストの誕生を語ってくださいました。この聖書の言葉を見ると、「生まれた」、「与えられた」というように過去形になっています。なぜ未来のことなのに過去形になっているでしょうか。それは、未来に起こり得る可能性があるという推測ではなく、「確かにそうなる」という必然性を持つ時に使われる、ヘブライ語の特徴であります。つまり、この預言というのは、推測ではない、起こる確率が80%、90%という高い確率を予想していることではなく、100%確実にそうなることを意味する言葉です。

 また、イザヤは、イエス・キリストの誕生のみならず、そのイエス・キリストの十字架の受難と再臨についても語っています。このように、イエス・キリストについて多くのことを預言したイザヤは、これが実現される700年前にそれを語り、すでに死んでしまいます。しかし、彼の心の中でも、このようなことが確実に実現されると信じて、この世を去ったのではないでしょうか。聖書には、「信仰とは、望んでいる事柄を確信し、見えない事実を確認することです。」(ヘブライ11:1)と語っています。イザヤは、確実にその信仰に生きた人でした。

 救い主イエスの誕生を待ち望むということは、そのお生まれになるだけのことではなく、やがて成し遂げてくださる十字架の働き、復活、再臨、そして、わたしたちを天国へと導いてくださる大きな希望を抱きながら、待ち望むことです。わたしたちがいつも、主イエス・キリストの誕生をそのような心で待ち望むことができるように、切にお祈りいたします。



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