あさのことば 2024年3月26日(火)放送    あさのことば宛のメールはこちらのフォームから送信ください

石原知弘(東京恩寵教会牧師)

石原知弘(東京恩寵教会牧師)

メッセージ: ある火曜日の話



 おはようございます。東京恩寵教会牧師の石原知弘です。

 私は月曜日にお休みをとることが多いので、私の仕事はたいてい火曜日から始まります。特に牧師の仕事の中でも大切な説教のために、時間をかけて準備していきます。聖書を読み、翻訳を読み比べたり、聖書の言葉であるギリシア語やヘブライ語の意味を調べたり、聖書の解説書を読んだりします。準備の最初の時点では、難しい言葉の意味が分からず、どういう説教ができるだろうかと悩むこともしばしばです。

 新約聖書の時代、ある火曜日、イエスさまは人々にお話をされました。そのときは、特に世の終わりに備えることの大切さを教えられました(マルコ13:3-37)。世の終わりには恐ろしいことがたくさん起こりますが、救い主であるイエスさまが再び来られ、死んだ人たちが復活するというのです。

 信じられないような話で、理解できない人たちもいました。しかし、そこに神さまの力があらわれていると考えるなら、信じることができます。イエスさまが教えてくださったのは、神さまの力です。それは、私たちが信じて、希望を持つことができるようになるためでした。

 私も、希望をもって次の日曜日に備えていきます。イエスさまが今も力強く語っておられると信じて聖書を読むと、私にも語るべき言葉が与えられます。皆さんも、聖書は難しいなと思うことがあるかもしれませんが、そこには神さまの力があふれていると信じて、読み続けてみてください。必ずその意味が分かるときが来るはずです。

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