月刊誌リジョイス 聖書日課 2020年12月 1日(火)

黙示録14章 いのちを賭けた信仰

  

また、わたしは天からこう告げる声を聞いた。「書き記せ。『今から後、主に結ばれて死ぬ人は幸いである』と。」“霊”も言う。「然り。彼らは労苦を解かれて、安らぎを得る。その行いが報われるからである。」(黙示録14:13)

 誰にでも必ず訪れる死。そのとき、私たちの心は何と結ばれているでしょうか。

 ヨハネの黙示録が書かれた時代は、主イエスに対する信仰を否定することを求められ、ためらうだけでキリスト者と断定され殺されるような時代でした。そのような状況下で信仰を表し洗礼を受けることは命がけでした。

 しかし、キリストへの信仰を守り続ける教会に祝福を告げる声が、天からヨハネに聞こえました。最期まで主に結ばれている者は幸いである、と。そして、神の霊も励まします。信仰者は苦しみから解放されて平安を得る、と。

 なぜでしょうか。その行い、すなわち「神の掟を守り、イエスに対する信仰を守り続ける」(12節)ことが報われるからです。あなたたち一人ひとりの信仰の人生は無駄ではなかったと、神の霊が告げるのです。神は、忍耐し信仰を貫いた者たちを、完全に永遠に、すべての罪と悲惨から解放し(『ウェストミンスター大教理問答』問90)、「聖なる、汚れのない、栄光に輝く教会」として神の前に立たせてくださいます(エフェ5章27節)。

 主だけを仰ぐ信仰を持ち続けたいと思います。

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