月刊誌リジョイス 聖書日課 2020年12月 8日(火)

ゼカリヤ10章 苦しみの先にある恵み

  

彼らは苦しみの海を通って進み
波立つ海を打つ。
ナイルの深みはすべて干上がり
アッシリアの高ぶりは引き降ろされ
エジプトの王笏は失われる。
わたしは主にあって彼らに力を与える。
彼らは御名において歩み続けると
主は言われる。(ゼカリヤ10:11-12)

 ソロモン王以後、イスラエルは異教の神々を慕い求めて道を誤り、まことの神を悲しませました。その結果、国は分裂し、そして、亡国と捕囚という苦しみを味わわなければなりませんでした。

 そして、捕囚から帰還した人々は、国を再建するにあたり、いかなる苦しみの中にあっても、主なる神を信じることを求められました。

 ここで「苦しみの海」とはさまざまな苦しみ、試練を指しているようです。その苦難を通して開かれる恵みの世界があること、その試練を通らなければ味わうことが出来ない信仰の世界があるということを教えられます。

 苦しみがあれば神に祈り、悲しみがあれば神に嘆きます。祈りと嘆きを神は聞いてくださいます。そして12節にあるように、神は信じる者に力を与えてくださいます。

 ですから、私たちの苦しみ、嘆きは、いずれ喜びと賛美へと変えられていくことでしょう。全能の神は、マイナスをプラスにすることができるお方です。その神が私たちは「御名において歩き続ける」と言ってくださっています。きょうもその主に信頼して歩みたいと思います。

Copyright (C) 2020 RCJ Media Ministry All Rights Reserved.