月刊誌リジョイス 聖書日課 2020年12月17日(木)

ミカ5章 彼こそ、まさしく平和である

  

彼は立って、群れを養う
主の力、神である主の御名の威厳をもって。
彼らは安らかに住まう。
今や、彼は大いなる者となり
その力が地の果てに及ぶからだ。
彼こそ、まさしく平和である。(ミカ5:3-4)

 紀元前701年、エルサレムはアッシリアによって包囲されます(4章14節)。その悲惨の中で、遠い昔から連綿と続くダビデの家系、出身地から新しい王が出るという預言が告げられます(1節)。新しい王は、南のユダ部族と同時に北王国の残りの者たちをも救い、神の民の完全な回復を実現し、地の果てまで支配すると語られます。

 この新しい王は、平和を脅かすものをことごとく絶ち、神以外のものに救いを求める愚かさを打ち砕き、軍馬や戦車という武力と魔術と偶像を撃ち滅ぼされます(9節ほか)。主の民が安らかに住むことができるように、「主の力、神である主の御名の威厳をもって」群れを養い、守り導いてくださるのです。

 この新しい王は、どのようにして平和を実現されるのでしょうか。十字架において敵意という隔ての壁を滅ぼし、神と人を和解させてくださることによってです(エフェ2章14節)。それゆえ、「彼こそ、まさしく平和である」と宣言されるのです。

 キリストが勝ち取ってくださった神との平和をいただいて、平和の主の福音を宣べ伝えようではありませんか。

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