月刊誌リジョイス 聖書日課 2020年12月30日(水)

黙示録21章 新しくされる天地

  

わたしはまた、新しい天と新しい地を見た。…「神は自ら人と共にいて、その神となり、彼らの目の涙をことごとくぬぐい取ってくださる。もはや死はなく、もはや悲しみも嘆きも労苦もない。最初のものは過ぎ去ったからである。」(黙示録21:1-4)

 キリストと教会に敵対していた脅威はまったく消え失せ、ヨハネは来るべき世の到来を見ます。現実には「パトモス島に」いて、「イエスと結ばれて、その苦難、支配、忍耐にあずかっているヨハネ」(1章9節)です。玉座から告げられる、神と共にいる人びとへの労苦からの解放宣言は、これまで見たどの幻にもましていっそう力強い励ましになったことでしょう。

 また、「初めであり、終わりである」お方が、「渇いている者には、命の水の泉から価なしに飲ませよう。勝利を得る者は、これらのものを受け継ぐ。わたしはその者の神になり、その者はわたしの子となる」(6、7節)と言われます。かつてサマリアの町で井戸の水を汲みに来た女に、「わたしが与える水はその人の内で泉となり、永遠の命に至る水がわき出る」(ヨハ4章14節)とおっしゃった主イエスの言葉が実現するのです。

 ある友人の手紙の冒頭句は決まって、「今日まで導かれた主の御名を崇めます」です。世界的な疫病の年として歴史に刻まれるこの年が暮れようとする今、いつも共にいてくださった主イエス・キリストを感謝し崇めます。

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