月刊誌リジョイス 聖書日課 2021年2月 6日(土)

サムエル下24章 主の大きな慈悲が疫病を終息させる

  

ダビデはガドに言った。「大変な苦しみだ。主の御手にかかって倒れよう。主の慈悲は大きい。人間の手にはかかりたくない。」(サムエル下24:14)

 ダビデは、イスラエルの北の端「ダン」から南の端「ベエル・シェバ」までの人口調査をするように命じました。これが重い罪であったと彼は認めます。人口調査がなぜ罪になるのか、また主ご自身がなぜダビデに人口調査をするように誘われたのか(1節)、説明はありません。

 罪を認めるダビデに預言者ガドは、7年間の飢饉か、3カ月間敵に追われることか、3日間の疫病かを選ぶようにという主の言葉を伝えます。ダビデは、人間の手にかかるよりも、「主の慈悲は大きい」と考えて疫病を選びます。その結果、3日経たないうちに7万人が死にました。イスラエル王国の人口規模で、3日以内に7万人が死ぬということがどれほど深刻な事態であるか、私たちはこの1年で実感させられるようになりました。

 主は、エルサレムにまで手を伸ばそうとする御使いに「もう十分だ。その手を下ろせ」と命じられます。慈悲深い主は思い直してくださったのです。主の怒りの原因がどこにあったのかはここで明らかにされません。しかし、その終息は主の憐れみによることが明らかにされています。

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