月刊誌リジョイス 聖書日課 2021年10月23日(土)

詩編124編 神はわたしの味方

  

主をたたえよ。
主はわたしたちを敵の餌食になさらなかった。
仕掛けられた網から逃れる鳥のように
わたしたちの魂は逃れ出た。
網は破られ、わたしたちは逃れ出た。
わたしたちの助けは
天地を造られた主の御名にある。(詩編124:6-8)

 もし、神がわたしの味方でないなら。このような仮定ほど天の国を憧れる、地上の人生の旅人、巡礼者を恐れさせるものはありません。そんな仮説は神の民を怖気させます。

 しかし、神の民をときどき襲うその仮定が、ささやきの声として私たちの耳に響きます。神は無為無策ではないのか。神はお見捨てになっておられるのではないか。わたしをお忘れになったのではないか。事実、神を信じていても恐るべき不幸を、しかも一度ならず何度も味わうことになる、過酷な経験をせざるを得ない人もいます。神が味方ではない? その思いが人生の荒波に飲み込まれそうになっている人の魂に襲い掛かります。

 そのとき、この詩人の言葉がわたしの言葉となります。主は仕掛けられた罠によってもだえ苦しむ者を解放される、解放された、と。ぎりぎりのところで罠の網は破られ、神を憧れて生きる者を神は必ず助けてくださる。

 希望は信仰です。どのような時でも信仰をもって生きることは、希望に生きることにほかなりません。神こそ私たちの助けです。

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