月刊誌リジョイス 聖書日課 2021年12月21日(火)

ルカ1章46-56節 低き者を高めたまう神

  

主はその腕で力を振るい、
思い上がる者を打ち散らし、
権力ある者をその座から引き降ろし、
身分の低い者を高く上げ、
飢えた人を良い物で満たし、
富める者を空腹のまま追い返されます。
その僕イスラエルを受け入れて
憐れみをお忘れになりません。(ルカ1:51-54)

 マリアは神の恵みによって御子イエスを身ごもることになりました。マリアは神を賛美して言いました。「わたしの魂は主をあがめ、わたしの霊は救い主である神を喜びたたえます」と。

 「主をあがめる」とは「主を大きくする、偉大なものとする」という意味があります。マリアは神から特別な恵みを受けましたが、決して思い上がることはありませんでした。むしろ、主が、はしためである自分の低さに目を留め、偉大なことをしてくださったと言って、主を偉大なお方として喜びたたえたのです。

 この神の憐れみはマリアだけではなく、主を畏れる者に代々限りなく及びます。「主はその腕で力を振るい、思い上がる者を打ち散らし、権力ある者をその座から引き降ろ」される一方、「身分の低い者を高く上げ、飢えた人を良い物で満たし」てくださいます。

 神が私たちをイエス・キリストによって救ってくださったのは、私たちの低さ、貧しさに目を留め、憐れんでくださったからです。ですから私たちは思い上がることなく、神を偉大なお方として喜びたたえましょう。

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