捕囚後のイスラエル社会の腐敗の原因は、何より祭司の堕落にありました。主が祭司に求められたことは、神との契約に生きることです。それは「畏れをもたらす契約」です(5節)。それゆえ、祭司は、神に対する畏れをもって、神への契約的応答として、誠実に職務を果たす義務がありました。また祭司は、「真理の教え」を人びとに伝え、それによって「多くの人々を罪から立ち帰らせる」責任がありました(6節)。だが、あなたたちは道を踏みはずし
教えによって多くの人をつまずかせ
レビとの契約を破棄してしまったと
万軍の主は言われる。
わたしも、あなたたちを
民のすべてに軽んじられる価値なき者とした。
あなたたちがわたしの道を守らず
人を偏り見つつ教えたからだ。(マラキ2:8-9)