月刊誌リジョイス 聖書日課 2024年4月15日(月)

イザヤ56章 神による救いは実現する

  

わたしは彼らのために、とこしえの名を与え

わたしの家、わたしの城壁に刻む。
その名は決して消し去られることがない。(イザヤ56:5)

 イスラエルの民は、自らの罪の結果、主なる神の裁きとして国をバビロンに滅ぼされ、捕囚の民とされました。このとき、多くのイスラエルの民は、生きる希望を失ったのではないでしょうか。神の存在が見えないとき、人は神を信じることができず、自己中心の生活となっていきます。

 しかし、主なる神は、捕囚の民となったイスラエルを見捨てることがありません。そして、このように語りかけてくださいます。「正義を守り、恵みの業を行え。わたしの救いが実現し、わたしの恵みの業が現れるのは間近い」(1節)。

 やがてイスラエルは捕囚から解放され、エルサレムに帰還することが許されます。主なる神は、いつもイスラエルの民と共にいてくださいます。そして主の恵み、主による救いがあることを忘れないように、預言者をとおしてお語りくださいます。

 イスラエルの民がとこしえの名を与えられたように(5節)、今、私たちキリスト者にも、神による救いが約束され、神の僕としての刻印が押されています(黙7章3節参照)。

 「神などいない」、「天国などない」と思われている現代ですが、主なる神による救いと、神の国の完成に希望をもって、歩み続けましょう。

 【祈り】 神さま、私たちを忘れることなく、私たちの名を天国に書き記してくださり、ありがとうございます。

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