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詩編145編
「世々限りなく賛美される主」


わたしの王、神よ、あなたをあがめ
世々限りなく御名をたたえます。
絶えることなくあなたをたたえ
世々限りなく御名を賛美します。
(詩編 145章1節~2節)

 悩み苦しむ日に、まっすぐに神の御前に導かれる心は幸いです。素直に自分の小ささ、狭さ、弱さ、無力さを認め始めるからです。主を仰ぐ心は、そのような自分にこだわり続けません。「大いなる主、限りなく賛美される主、大きな御業は究めることもできません」(3節)。

 大いなる主に近づいて祈る心は、すでに祈りの答えを得ています。私たちを悩ます問題の数々にとらえられたままではありません。確かに、それらは解決の道も見えず、心が重くなるばかりかもしれません。しかし、神の御前にへりくだって祈る人にとって、賛美こそが、主が備えてくださった「逃れる道」です(1コリ10章13節)。もっと正確に言えば、日ごとに逃れる道であり、最期の一日にも、身と心を置くべきところです。ですから賛美は、祈りの答えです。

 今はしばらくの間、忍耐と希望をもって喜ぶ時です。「現在の苦しみは、将来わたしたちに現されるはずの栄光に比べると、取るに足りないとわたしは思います」(ロマ8章18節)。

 「世々限りなく賛美される主」が共におられます。

大木 信(西鎌倉教会)

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