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ハガイ2章
「平和を与える主」


「この新しい神殿の栄光は昔の神殿にまさると
万軍の主は言われる。
この場所にわたしは平和を与える」と
万軍の主は言われる。
(ハガイ 2章9節)

 様々な妨げを乗り越えて、神殿建築が再開されても、かつてソロモン王によって建てられた神殿には到底及ばないことを嘆く民に、神は励ましを与えられます。「勇気を出せ」「わたしの霊はお前たちの中にとどまっている」と。

 神殿は何のために再建されるのでしょうか。それは民族再興の威信をかけてなされるのではありません。そこでなされる礼拝が最も大切なことです。礼拝で大切なことは建物の豪華さではなく、神がそこに居てくださること、そしてその神を神とする心がそこにあることです。

 「新しい神殿の栄光は昔の神殿にまさる」「この場所にわたしは平和を与える」(9節)、「(足りない)ぶどう酒」(16節)、「ぶどう、いちじく…まだ実を結んでいない」(19節)。明らかに主イエスを想わせられる新約へのパスワードがきらめいています。ハガイ自身、どれほど預かった御言葉の意味を知り得ていたでしょうか。ハガイの預言の500年後、御子イエスが真の救い主として来られます。

 今年も、待降節にあって深い慰めを与えられる喜びを覚え、主に感謝します。

小川 洋(高松教会)

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