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民数記1-4章
「約束の地を目指して」


イスラエルの人々の共同体全体の人口調査をしなさい。氏族ごとに、家系に従って、男子全員を一人一人点呼し、戸籍登録をしなさい。
(民数記 1章2節)

 神の御手に導かれてエジプトから脱出したイスラエルの民は、シナイ山を出発し約束の地を目指して旅立ちます。民数記はその後40年にも及ぶ長い荒れ野の旅路を記録した書物です。「民数記」の書名は、人口調査の記事から来ています。

 冒頭から12の部族名と人数の羅列が長々と続くので戸惑われる方もおられるでしょう。けれども試練の多い荒れ野に足を踏み入れるにあたって、神ご自身が人口調査をお命じになったのでした。

 その目的はまず、それぞれの属する部族の数を把握することによって、各自が自分の立ち位置と役割を確認するためでした。また、ヤコブの家族がエジプトに下ったとき、その数は75人でした。しかし今やイスラエルの民は60万人以上になりました。奴隷状態という苦しみを経験しましたが、「あなたの子孫を天の星のように増やそう」というアブラハムに対する神の約束は守られました。民は、人数を数える中で、改めて自分たちが神の摂理のもとにおかれていることを知ったのです。

 私たちも、試練を前にして罪の攻撃に備える必要があります。神の約束の実現にしっかりと目を留め、神の導きを信じ委ねましょう。

 

 【祈り】

 荒れ野の中を歩むような私たちですが、あなたが確かに祝福へと導いてくださっていることを感謝します。

常石 召一(大阪教会)

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