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民数記15-17章
「罪を取り除き祝福を示される神」


明くる日、モーセが掟の幕屋に入って行き、見ると、レビの家のアロンの杖が芽を吹き、つぼみを付け、花を咲かせ、アーモンドの実を結んでいた。
(民数記 17章23節)

 神の言葉を疑い、恐れに囚われたイスラエルの民は約束の地に入ることができません。それでも彼らは自らの不信仰を反省するどころか、なおも不平を口にしました。

 モーセのいとこであるコラは、アロンが祭司職に就いていることが不満でした。またダタンとアビラムは、モーセが最大の指導者であることに嫉妬しました。こうして彼らは共同体の指導者たちを仲間に引き入れて、モーセとアロンに逆らいました。それは二人をお立てになった神ご自身に対する反逆でした。

 神は、共同体全体に怒りを現わされ、「直ちに彼らを滅ぼす」とおっしゃいました。モーセとアロンはひれ伏して執り成しましたが、反逆した者たちは滅びました。これは厳粛な事実です。

 そのようなとき、神は各部族の杖を幕屋に置かせました。すると翌日、アロンの杖だけが芽吹き、花を咲かせ、実を結びました。十分な栄養がなければ実を結ぶことはありません。また芽と花と実が瞬く間につくということは普通ありません。

 この奇跡は、神が芽を必ず実として成長させてくださるとの約束を示しています。将来の祝福を示すために神は祭司を、そしてアロンをお選びになったのです。

 

 【祈り】

 自分は顧みられていないとつぶやいてしまう罪深い私たちをあなたの祝福の中で憩わせてください。

常石 召一(大阪教会)

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