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民数記13-14章
「神の祝福の中で現実を見る」


「もし、我々が主の御心に適うなら、主は我々をあの土地に導き入れ、あの乳と蜜の流れる土地を与えてくださるであろう。」
(民数記 14章8節)

 イスラエルの民が旅を続けて約束の地カナンの近くまで来たとき、神はまずその地を偵察するようにとお命じになりました。

 そこでモーセは各部族の長である12名を任命します。40日後、偵察隊は二人がかりで抱えなければならないような立派なぶどうなどを持って帰ってきました。神は乳と蜜の流れる豊かな土地を用意してくださっていたのです。

 偵察隊の内、ヨシュアとカレブはその土地に上って行くべきだ、と主張しました。しかし残りの十人は、そこに住むのは巨人たちであるから、我々は必ず負けてしまう、と反対しました。それを聞いて、民全体は恐れに囚われました。

 偵察隊は全員、約束の地で全く同じものを見たにも関わらず、正反対の結論を出しました。

 十人は強そうな住民という目の前の事実を人間的な観点から見て、とても勝てないと判断しました。しかしカナンの地は、神がイスラエルの民を祝福するために用意してくださっていたものでした。ヨシュアとカレブだけが、神が約束してくださったその祝福の中で現実を見たのです。

 恐れは神の祝福を見失わせますが、神の御計画は必ず成就します。

 

 【祈り】

 私たちの前に広がる世界を神が祝福するために用意してくださったものとして見させてください。

常石 召一(大阪教会)

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