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申命記1章
「主の力に依り頼んでこそ」


「あなたの神、主は父が子を背負うように、あなたを背負ってくださった…。」
(申命記 1章31節)

 19節から、最初のカナン偵察の出来事の顛末が想い起されています。ホレブからカナンの入り口までは11日の道のりに過ぎませんが、偵察隊の報告を聞いて民が臆したことによって、その道のりは40年にも広がってしまいました。モーセは「恐れてはならない」と度々イスラエルを励ましました。恐れるのは、主が与えると言われた約束をそのまま信じないからです。民は心が挫けて臆病の霊に取り憑かれているのですが、それを他人のせいにしました。

 それでも語られるモーセの励ましの言葉は何度も聞く価値があります。モーセは主が戦ってくださると告げました。どんな相手であろうと神を相手に叶う敵はいません。モーセはそれを過去の経験に訴えて歴史を思い起こすよう促します。エジプトでどんな奇跡を見たか、荒れ野でどんな顧みにあったか。それは「父が子を背負うようであった」と言います。イスラエルの旅路を守るのは人の力ではありません。モーセはその時の事件を思い起こしながら、「この方こそ」と言って、イスラエルの先頭を進んで約束の地へ導いてくださる主のことを民に語って聞かせます。

 そう、いつでも主は先頭に立って、民を約束の地に導くお方です。

 

 【祈り】

 御自分の民をこよなく愛しておられる御神、私たちが臆病であるとき、心からあなたに頼ることをどうぞ教えてください。

牧野 信成(長野佐久伝道所)

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