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イザヤ60章
「神があなたの輝きとなられる」


主があなたのとこしえの光となり
あなたの神があなたの輝きとなられる。

主があなたの永遠の光となり
あなたの嘆きの日々は終わる。
(イザヤ 60章19節~20節)

 60章から62章は、捕囚から帰国して神殿の礎と祭壇が設置された頃の回復の歌、慰めの歌です。

 主の都シオン、エルサレムの変貌のさまが語られます。シオンの住民となる者たちが遠くから帰り、国々の富と献げものはシオンの神に集中し、異邦人が破壊した神殿を、今度は異邦の王たちが再建するというのです。神の民を卑しめた者たちがシオンの神に身をかがめるときが訪れます。

 かつて捨てられ、憎まれた民を、神は、わたしのとこしえの誇りとすると言ってくださいます。シオンの神が、神の民のとこしえの光、輝きとなられるとき、どんなに苦しい嘆きの日々も終わるのです。神の民には、とこしえの光であるキリストにあって、もはや死も悲しみも嘆きも労苦もない(黙示録21章4節)、主なる神がすべてにおいて、すべてのすべてとなられる、新天新地の到来という大変貌が約束されているからです。シオンの神だけがなしうる御業がここにあります。

 神のこの御業は、キリストの再臨の日に向けて今も前進しています。

 それゆえ私たちは、私たちの輝きであるキリストにあって、その日を目指して、主の光を輝かせる者として歩み続けることができるのです。

 

 【祈り】

 神よ、異なる場で生きている私たちですが、一つあなたの栄光をあらわすことができますように。

漆崎 英之(金沢伝道所)

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