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詩編117編
「すべての民よ主をほめたたえよ」


すべての国よ、主を賛美せよ。
すべての民よ、主をほめたたえよ。
(詩編 117編1節)

 詩編117編は最も短い詩編です。この詩編ではこの世界のすべての国が神の支配と導きの中にあることが覚えられ、主が賛美されています。

 この詩編は、ローマの信徒への手紙の中で引用されています。「すべての異邦人よ、主をたたえよ。すべての民は主を賛美せよ」(15章11節)。詩編では「すべての国よ」と呼びかけられていますが、「すべての異邦人よ」と言い換えられています。その理由は、ユダヤ人に約束された救いが、今や異邦人にも与えられたからです。

 主イエスが十字架にかけられ、復活されたことによって、すべての異邦人が救いの恵みに招かれています。異邦人とはこの私たちのことであり、また世界の諸国に生きる多くの人びとのことでもあります。すべての人は賛美することに招かれています。

 ヨハネの黙示録では、この詩編の言葉が天上での賛美として引用されています。今、この地上では民族や国家の壁のためにすべての人が共に賛美することは妨げられてしまっています。しかし、キリストが再臨される終わりの日には、まさにすべての人が壁を越えて共に賛美することが実現すると言われています。

 教会に生きる私たちキリスト者は、この神の恵みの約束を信じて、主イエス・キリストの福音を全世界で伝え続けます。主なる神を賛美しつつ。

 

 【祈り】

 あなたをほめたたえます。福音を伝え生きることをなさせてください。

長井 正人

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