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歴代上26-27章
「与えられた務めを喜んで果たす」


雌ろばの責任はメロノト人イエフデヤ。羊の群れの責任はハガル人ヤジズ。以上のすべてが、ダビデ王の財産の責任を負った長官であった。
(歴代上 27章30節~31節)

 確固とした信仰共同体を形成するためには、何よりも神を真実に礼拝することが大切です。同時に秩序を維持し体制を整えることも必要です。ダビデはそのためにも知恵と力を尽くして取り組みます。彼は門衛の組分けを行ない、軍隊を組織しました。国全体を外部の敵から守るためです。しかし、それだけで共同体が成り立つわけではなく、日々の生活を支える食料も欠かせません。そのためには農作業をする人、家畜を飼育する人、収穫物を加工する人、貯蔵庫に納めて管理する人、そうしたさまざまな働き手や責任者が必要です。

 この世にはさまざまな仕事や奉仕があります。いかにも勇ましく重要だと思われる職務もある一方で、地味で見劣りするとして軽んじられる仕事もあるでしょう。私たちは与えられた状況や職務に不満を抱き、どうせ自分にはたいしたことはできないとふてくされる思いが湧いてくることがあるかも知れません。

 しかし、きょうの箇所で描かれているのは、皆がそれぞれの賜物を活かして、神から与えられた責任を忠実に、喜びをもって果たそうとする姿です。神の前では職務の優劣はありません。皆が誇りを持って神のために働くとき、神はそれを喜んで用いてくださるのです。

 

 【祈り】

 あなたは私たちの日々の営みを用いてくださいます。喜んですべてをささげることができますように。

常石 召一(大阪教会)

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