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歴代上28章
「主を求めて生きる」


「もし主を求めるなら、主はあなたに御自分を現してくださる。もし主を捨てるならば、主はあなたをとこしえに拒み続けられる。」
(歴代上 28章9節)

 神殿建築の準備を整えた後、ダビデは、国のおもだった人びとを集めて、神がソロモンを次の王として立てられたことを宣言しました。そして、神のすべての戒めに心を留め、それを求めることによって、恵みの土地を子孫にとこしえに受け継がせるようにと語りました。

 生涯の終わりを前にしたダビデが改めてイスラエルの民に伝えたのは、神の選びとご計画でした。神はイスラエルの民を愛し、とこしえの契約を結ばれました。ダビデが王とされたのは神に選ばれたからであり、罪によって生まれたソロモンを後継者として選ばれたのも神でした。度重なるイスラエルの背きにも関わらず、「わたしはあなたと共にいる」と言い続けてくださる、そこにイスラエルとの契約に忠実な神の真実があります。ですから、ダビデは全イスラエルに対して、神を求めて生きることの大切さを語ります。それは単に神の存在を意識するということにとどまらず、全き心と喜びの魂をもって神に仕えて生きるという姿勢です。

 すべての心を探り、奥底まで見抜かれる神の前に立つのは恐ろしいことです。人には罪があるからです。しかし、神は真実な方です。自らの罪を悔いて懸命に神を求める心を、神は喜び祝福してくださいます。

 

 【祈り】

 厳粛なあなたの中に真実の愛のまなざしを見出すことができます。あなたを真実に求めさせてください。

常石 召一(大阪教会)

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