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歴代下7章
「主に立ち帰り主の憐れみを祈り願う」


「…わたしの民が、ひざまずいて祈り、わたしの顔を求め、悪の道を捨てて立ち帰るなら、わたしは天から耳を傾け、罪を赦し、彼らの大地をいやす。」
(歴代下 7章14節)

 神殿の完成にあたって、ソロモンは、神の民が罪を犯してしまっても、主の憐れみを乞うなら罪を赦してくださるよう、主に願いました。主は、悪の道を捨てて立ち帰るなら罪を赦すとソロモンに返答し、その祈りを聞き入れられました。その根拠は、主がダビデと交わした「あなたにはイスラエルを支配する者が絶たれることはない」(18節)との契約です(歴上17章参照)。そこではソロモンから慈しみを取り去らないとも約束されました。

 同時に、神の民が主に背き続けるなら「与えた土地から彼らを抜き取り、…神殿もわたしの前から投げ捨てる」と警告なさいました。罪は罰せられるべきとの筋を主が曲げられるのではないのです。後に背きを重ねたイスラエルは、この警告どおり罰を受けました。

 それでも悪の道を捨て主に立ち帰るなら罪の赦し、および罪で荒廃した大地の回復をも約束してくださいます。バビロン捕囚からの解放はその一つの実現と言えます。更にこの赦しの約束は、ダビデの子孫でまことの王キリストにより神の民とされた私たちにも適用されます。罪を犯し、大地を荒らしてしまう私たちですが、主に立ち帰り、ひざまずいて主の憐れみを祈るとき、主は罪を赦し、大地をもいやしてくださるのです。

 

 【祈り】

 主よ、憐れんでください。わたしの罪をお赦しくださり、この荒れ果てた大地をおいやしください。

吉田 崇(吉原富士見伝道所)

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