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詩編84編
「心に広い道を見る幸い」


いかに幸いなことでしょう
あなたによって勇気を出し
心に広い道を見ている人は。
(詩編 84編6節)

 新しい年、どのような道が備えられているでしょうか。希望している道が開かれるのを願っている人、険しい道を覚悟している人、思い描いている道はさまざまでしょうが、聖書は「心に広い道を見ている人」は幸いであると教えています。

 この広い道とは、「シオンで神にまみえる」(8節)とあるとおり、エルサレムでの神への礼拝に向かう道です。それは、私たちにとっては、教会の礼拝へと向かう道です。道の広さは祝福の大きさをあらわしているでしょう。広い道をイメージして、今年も喜んで教会に足を運びたいと思います。もちろん、病気などのために教会に行けないこともあります。しかし、心に神ご自身へと向かう広い道を見ているならば、どこにいても神を礼拝することができます。

 この礼拝への広い道を知る人は、人生の道がどのようなものであっても力強く歩んでいくことができます。「嘆きの谷を通るときも、そこを泉とするでしょう。雨も降り、祝福で覆ってくれるでしょう」(7節)と言われています。谷は深いほど多くの水で満たされます。私たちの人生の道も、嘆きや悲しみが深いほど、神が慰めと希望で満たし、祝福で覆ってくださいます。そのような恵みの神を、私たちは礼拝するのです。

 

 【祈り】

 神よ、今年も心に広い道を見てあなたに礼拝をささげ、祝福にあずかることができますように。

石原 知弘(東京恩寵教会)

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