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1ヨハネ2章
「弁護者キリストがおられます」


…書くのは、あなたがたが罪を犯さないようになるためです。たとえ罪を犯しても、御父のもとに弁護者、正しい方、イエス・キリストがおられます。
(1ヨハネ 2章1節)

 ヨハネが願っていることは、「あなたがたが罪を犯さないようになる」ことです。ところが、「たとえ罪を犯しても」と言われなければならないように、罪との戦いに敗れてしまうことがあるのが私たちの現実です。

 けれども、犯してしまったら終わりなのではありません。なぜなら、そこにこそ「弁護者キリスト」がおられるからです。

 「弁護者」については、ヨハネによる福音書14章16節でも語られています。そこでは、「わたし」である主イエスが、別の弁護者として真理の霊を父が送ってくださると約束されています。それに対して、きょうのところでは、父のもとにおられるイエス・キリストご自身が弁護者として語られています。

 私たちの罪に対する神のさばきはまことに厳しく、それは死に値するものです。だからこそ、その負い切れない罪に対する神の怒りを執り成す弁護者が、父のもとにおいても、私たちのところにおいても共におられます。弁護者であるイエス・キリスト、この方は十字架にかかって私たちの罪のための贖いを成し遂げてくださったお方です。

 罪を犯し、最も神から遠いと思われるところに、弁護者はきょうも働き、執り成してくださっています。

 

 【祈り】

 弁護者なるキリストが私たちを忘れることなく、いつも共におられることを感謝します。

風間 義信(仙台教会)

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