あさのことば 2016年2月29日(月)放送    あさのことば宛のメールはこちらのフォームから送信ください

坂井孝宏(勝田台教会牧師)

坂井孝宏(勝田台教会牧師)

メッセージ: 苦しみに会ったことは、私にとってしあわせでした

 ご機嫌いかがですか、千葉県八千代市にあります勝田台教会の牧師をしております、坂井孝宏と申します。
 先日ある方から、こういう御言葉をプレゼントしていただきました。新改訳の詩篇119編71節。
 「苦しみに会ったことは、私にとってしあわせでした。私はそれであなたのおきてを学びました」。
「苦しみに会ったことは、私にとってしあわせでした。私はそれであなたのおきてを学びました」。
 この言葉が、今の私にとって、本当に大切な言葉なんですと言って、私に教えてくださったのです。

 詩篇119篇というのは大変長いものなのですが、あの長い詩編を書きまとめた詩人は、どうやら大変苦悩しているんですね。迫害があったのか、あるいは病気なのか…、詳細は分かりませんけれども、彼の言葉のはしばしには人生の苦悩がにじんでます。でもその苦悩の中で、あの71節の信仰にたどりつくんです。「 苦しみに会ったことは、私にとってしあわせでした。私はそれであなたのおきてを学びました」。

 人生の苦しみが深まる中で、彼は神に向き合って、祈って祈って祈って祈って、神様との新しい関係を始めることができました。彼は、神が生きておられるということを確信しているのです。そして、その神さまのおきてに込められている、神さまの思いに、自分の心を沿わせて生きていく。そういう歩みに、根源的なしあわせを見出している。
 この御言葉をプレゼントしてくださった方のうちにも、そういう確信が今与えられつつあるんだってことを知りました。それは、牧師である私にとっては、どんな高価な贈り物よりも、うれしいものでした。

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