山下正雄（ラジオ牧師）

メッセージ： 雪のように白く

　おはようございます。ラジオ牧師の山下正雄です。
　最近は温暖化が進んだせいで、冬らしい冬を過ごすことが少なくなってきました。霜柱をさくさくと踏みながら歩くとか、手がかじかんでものをうまくつかめないとか、そんなことはすっかりなくなってしまいました。

　「しんしんと雪が降る」という表現も、今では中々体験することができません。これは経験した人でないとピンと来ない表現ですが、雪が降るときの静寂感は、なんとも言えないものがあります。窓を明けると、一面雪の白で覆われた景色は、別世界のように見えます。もし、人間の心の汚さを雪の白さで覆うことができるのなら、違った意味で、この世界は別世界のように見えることでしょう。そんな世界を見ることができるのか、人間的には半ば諦めもあります。

　しかし、聖書の神は、この人間の罪の汚れを解決できると断言してはばからないお方です。しかも、罪の汚れをただ覆い隠して見えなくするのではなく、たとえ罪が真っ赤な緋色であったとしても、根本的に人の心を雪のように白くする、と約束してくださるお方です。

　きょうの聖書の言葉「論じ合おうではないか、と主は言われる。たとえ、お前たちの罪が緋のようでも　雪のように白くなることができる。」イザヤ書1章18節