あさのことば 2024年1月24日(水)放送    あさのことば宛のメールはこちらのフォームから送信ください

佐野直史(銚子栄光教会牧師)

佐野直史(銚子栄光教会牧師)

メッセージ: 命の息を吹き入れる神



 おはようございます。銚子栄光教会の牧師、佐野直史です。
 旧約聖書の最初の書物「創世記」には、神の天地創造物語が書かれていますが、そこには、「主なる神は、土の塵で人を形づくり、その鼻に命の息を吹き入れられた。人はこうして生きる者となった。」(創世記2:7)と、神様による、私たち人間の創造のお話が記されています。

 あなたは、仕事や家事、勉強の合間に一息入れる時間はあるでしょうか。私たちが何かの作業に没頭していると、疲れてきたり、集中力が続かなかったりすると思います。けれども、そのような中でも、しばし休憩の時を設け、美味しいお茶やコーヒーなどを飲んで、ホッと一息つくと、心がリラックスしたり、気持ちが切り替わったりすることがあると思います。

 神様は、そのように私たちに一息つかせ、心を安らかにしてくださるお方です。「人はこうして生きる者となった」とは、「人の魂が生きるものとなった」という意味の言葉です。私たちは、目まぐるしい日々の中で、いろんな重荷を抱えて、心に疲れが溜まってきてしまうことがあるかもしれません。しかし、命の造り主である神様は、そのような私たちの魂に、もう一度命の息を吹き入れてくださり、私たちの元気を回復してくださるお方なのです。

 聖書では、神様を礼拝する日を「安息日」と言います。それは、私たちの魂が心から安らぐことができるのは、造り主である神様の御前に集まり、命の息を吹き入れていただく礼拝の時だからです。あなたも神様のもとで、心から一息つくことのできる時間を過ごしてみてください。

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