玉井宣行（所沢ニューライフ教会牧師）

メッセージ： すべてのものの上におられる神

　ご機嫌いかがですか。所沢ニューライフ教会の玉井宣行です。
　フランシスコ・ザビエルが戦国時代の日本人に伝え、爆発的に広がっていったキリスト教の教えとは、どんなものだったのでしょうか。

　それは、「天地を創造された神は唯一であり、その独り子キリストがすべてのものの上におられる」との教えでした。この教えが、戦乱で苦しむ日本人の心に、水が砂にしみこむように吸収されていったのです。しかし、豊臣秀吉や徳川幕府は、キリスト教に大きな恐れをいだき、禁教令を発布し、キリスト教を無きものにしようとしました。

　300年あまりにわたる徹底的な迫害の結果、今ほとんどの日本人が、キリスト教とは無関係な人生を過ごしています。しかし、「天地を創造された神とその独り子キリストがすべてのものの上におられる」との教えは、今も聖書を通して変わることなく語られています。

　世の理不尽さに苦しむとき、自分がどう生きたらよいのかが分からなくなるとき、天地を創造された唯一の神とその独り子キリストが、すべてのものの上にいて、苦しむあなたを助けてくださいます。戦国時代という戦乱の中で苦しんだ人々に力を与えられた神は、現代という忙しい時代の中で行き場を見失っている人々に、同じように力を与えてくださり、「全能の神に頼りなさい」と語りかけてくださるのです。