Rejoice 連携 カルヴィニズムる人たち #28 2021年4月1日放送

保田広輝(板宿教会会員)

保田広輝(板宿教会会員)




 左/ 小倉教会で韓国の青年たちの前で証し
 右/ 2017年1月、別府国際バプテスト教会の主日礼拝で証し
小倉教会で韓国の青年たちの前で証し  2017年1月、別府国際バプテスト教会の主日礼拝で証し



Q どのような活動をしておられるのですか

A 私は、デュシェンヌ型筋ジストロフィーという難病です。医学的には、残り5年の余命だと告知されています。インターネットで人生を通しての神様の証しや、難病患者として福音や試練を考えるショートメッセージを書いています。「保田広輝」で検索してください。今は体調的に難しいですが、2013年から19年まで計37の全国の色々な教会に招かれて、証しを語る活動をしていました。


Q 活動を始めるきっかけは何でしたか

A 2009年(18歳)に、頭痛と激しい呼吸困難、内臓の痛みや嘔吐が原因で、1年間に5回も入院を繰り返し、何度も死にかけた経験をしました。翌年、神様のお導きと母の努力により、名医に出会うことができ、命を救われましたが、NPPV式の人工呼吸器を、24時間ずっと使う生活になりました。また、今度は身体の痛みのせいで、寝たきりになって、大学を中退せざるを得なくなりました。
 そんな中で、私は苦しんで死ぬだけの人生なのかと絶望して、神の存在や信仰が分からなくなり、祈りの中で、神様と真剣勝負の交わりを続ける毎日を、2年ほど過ごしました。この間に、聖書を読んで祈った時の気持ちや、ありのままの自分の弱さを、ブログ(ネット上の日記)に載せていると、多くの方々から反響をいただくようになり、全く無力な私でも、神様の恵みが働かれると知り、難病の人生を通して神様を伝えていきたい!」と思えるようになりました。
 そして、ヨハネによる福音書15章16節「あなたがたがわたしを選んだのではない。わたしがあなたがたを選んだ」のみ言葉を通して、変えられました。私は好きで先天性の難病に生まれた訳ではないけど、神様から任命を受けて難病に生まれてきたと、神様の愛を感じたんですね。難病の私は神様の失敗作ではない、と神様の愛を感じることで、生きる喜びが湧いてきました。だから、私は生まれた時から、難病の人生にチャレンジしていると、神様はみ心を教えてくださいました。
 それから神様のお導きで、寝たきりから解放された頃(2012年8月)に、小倉教会の金度亨先生がお招きくださって、短期宣教で来られた韓国の青年50人の前で証しをしたことをきっかけに、もっと神様の証しを伝えていきたいと思いが強まり、2013年9月から神戸改革派神学校で聴講しつつ、全国の色々な教会に招かれて、証しを語る活動をするようになりました。 。


Q どのような聖書の御言葉に励まされていますか

A コリントの信徒への手紙二、1章4〜7節は、難病の私に大きな希望を与えてくださいます。


Q 信仰者として心がけておられることがありますか

A 聖書を読んでお祈りしたり、賛美したり、信仰を話し合ったり、キリスト教のメディア(ふくいんのなみ、CGNTV、世の光)を見たりして、あらゆる日常の中で、必ず神様のことを考える時間を少しでも持つように意識しています。


Q 活動をとおしてどんなことを目指しておられますか

A 今のところ5年の余命なので、先のことは思いつかないですが、私の病を通して、神様の栄光が輝き、恵みを分かち合えるように願っています。


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