月刊誌リジョイス 聖書日課 2019年10月18日(金)

箴言11章 神に従う人の幸いは広がる

  

神を無視する者は口先で友人を破滅に落とす。
神に従う人は知識によって助け出される。
神に従う人が幸いを得れば町は喜び
神に逆らう者が滅びれば歓声をあげる。
正しい人の祝福によって町は興り
神に逆らう者の口によって町は滅びる。(箴言11:9-11)

 この箴言では神に従う人、神に逆らう者が対照的に表現され、それぞれ自分の身に招く結果が異なっています。

 神の働きかけを無視する者がいます。それは、言葉や態度に色濃くあらわれます。口先だけの言葉はやがて偽りに満ち、友人を誘惑して滅ぼしてしまいます。しかも、11節では「神に逆らう者の口によって町は滅びる」とあり、悪影響が個人から町へと拡大することもあるのです。

 それに対し、神に従う人が受ける恵みは、輝きに満ちています。9節では「神に従う人は知識によって助け出される」とあります。神を畏れる知恵があると、その人は偽りの言葉や滅びに誘惑する言葉を見破ります。だから、神から離れる滅びから救われるのです。そして神に従う人の受ける救いと幸いは、その人だけにとどまらず町全体へと広がっていきます。神を畏れ、神に従う人とその周辺に喜びが広がっていくのです。

 神がアブラハムと契約を結ばれて、すべての民族の祝福の基となったように、神の祝福は私たち信仰者を通して広がりを見せるのです。

Copyright (C) 2019 RCJ Media Ministry All Rights Reserved.